雨に降られなくて良かったぁ〜 ちょこっと釈迦ヶ岳  by やじろう

 今日6月24日は大峰山系の釈迦ヶ岳へ。雨模様ということもあって、短時間で登れる大峰主稜線西側からのルートを選択。十津川村の旭貯水池から林道不動木屋線を詰めて登山口へ着いたのが9時半頃だったが、15台ほど駐められる駐車スペースはほぼ満杯。結構人気がある山であることが判る。

 駐車場から樹林帯を半時間も登れば尾根に出る。そこからは、ブナやモミ、楓類の疎林、さらにミヤコザサとバイケイソウの草原状となったところも多くあり、歩く分には明るくて快適だが、本来なら樹林帯であっても良いところが、どうしてこんな植生になってしまったのだろう。
 …と思っていたら、草原状と樹林帯の境目で鹿がこちらを凝視していた。もしかすると、連中の食害で樹木が枯れ、彼らが食わない毒草のバイケイソウが卓越する風景が作られたのかもしれない。


 尾根をしばらく行くと、深く切れ込んだ赤井谷を隔てて向こう側に大峰の主稜線が見えてくる。この写真のとんがっている山は大日岳。


 さらに登ると正面に、ずんぐりした山容の釈迦ヶ岳が見えてくる。


 もっと登ると、左手遠方に八経ヶ岳


 振り返るとこんな感じ、中央、ミヤコザサの草原状の中を登山道が蛇行しているのだけれど、わかるなあ…


 釈迦ヶ岳頂上。標高1799.6m。9時45分に歩き始めて12時10分に到着したので、登りは2時間25分、下りは1時間40分だった。(いずれも休憩込み)
 花は皆無、曇っていて展望もあまり望めなかったが、その分、日差しが柔らかくて楽だった。雨もぱらついた程度で済み。まあ、満足すべしってところだと思う。